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リンクフリー

+ 登場人物 +

name:スイ(翆)
孤児院で暮らしている。
卵の時に捨てられた。主人公。

name:テコ
孤児院のペットを捨てる受付担当。
心を開いたものにはやさしい。

name:ドリーム(夢)
里親になる受付担当。
テコへの注意係。(ツッコミ?)

name:クリアス(九里明日)
スイと同じ人生を歩んできた。
スイの親友。
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七星が超気ままにやる長編小説

第一章 - 第一話 「孤児院」
ここはある街の一角の孤児院。
「いやぁ、ここはやっぱり落ち着くねぇ」
「孤児院が落ち着くとは奇妙だな」
「だってさ、考えてみろよ。ネオピアスクールに行かなくてもいいし。」
「ここに預けられている奴らはな、飼い主に会いたい、スクールに
いきたいって思ってるのにな。本当に奇妙だよ、君」
「飼い主?ああ、俺にはそんなのいないよ。」
「何故?」
「俺は野生の卵から生まれたんだ。家族もわからない。
だから飼い主なんていないのさ」
そういいきったブルーボーリのスイはまた深い睡眠へと
入っていった。
「いつまでもここにいられても困るし、こいつも
あのオリに入れようかなぁ・・・。」
「ちょっと!テコさん!その子は飼い主がいない子なんだから、
オリにいれちゃだめよ!」
「何でだよぅ・・・」
「飼い主が見つかるまでダメ!」
(・・・チッ)
「本当はこの子、意地をはっているだけで、寂しいのよ。
オリなんかに絶対入れちゃだめ。かわいそうよ・・・。」
「うーん・・・。でも、なぜ孤児院が居心地がいいんだ?」
「答えてやろうか?」
いきなりスイがおきて、しゃべりだした。
「俺はな、先月までこの孤児院に入っていたんだ。
5年間ず―――っとな!だから、俺はなれてしまったんだ・・・。
この惨めな孤児院に。」
「うーん・・・。1匹のブルーボーリが俺によく話しかけてきたのは
覚えているが、君だったかなぁ・・・」
「それは知らないよ
それに、僕は孤児院が居心地がいい、といっているけど、
毎日だれかが恐怖を味わい、毎日誰かが
「幸せ」という名の恐怖に出会うんだ
僕はすぐになれてしまったけどね」
「俺はその考えの方が惨めだと思うけどね」
「ま、人それぞれっ。」
「でも・・・」
「?」
「俺にとってはその考えがなぜかとても
うらやましいような気がする」
「何故」
「俺はずっとここで悲しむペット達をみてきたんだ。
こんなに孤児院を喜んでくれる人がいるなんて・・・」
「ふふ、そうかい?」
第二話「卵人生」(らんじんせい)
「そういえば、卵の頃の話を聞いていなかったね」
「あ、そうか。すべて君に話してあげるよ。君なら信用できる
からね。」
「ありがとう。」
「あれは、僕の卵の頃。
もう卵の中から外側は見えていた。しかし、外から中は見えなかった。
僕はあのとき、6兄弟だった。しかし、みんな卵だった。
ある2つの卵はモンスターにぬすまれ、われてしまった。
そのうちは5つはすべて生まれた時に死んでしまった。
そして生き残ったのは僕だけだった。」
「それからどうしたの?」
「僕はいつになっても卵に亀裂も入らず、
もう死んでるんだな、って誤解され、遠く遠くに捨てられた。
その1時間後、僕は生まれた。
つまり―――。いたちごっこっていうやつかな。」
「ごめん」
「へ?」
「だから、ごめんって。そんなにつらい過去があったのに、
俺は強引に聞いてしまった」
「いいんだ。聞いてくれてうれしかった。
みんな僕の話を聞いてはバカにした。君だけだよ、
まじめに聞いてくれたのは」
「笑うなんてひどい事はできないさ」
「ありがと。」
「あとな、お前とおんなじ人生をすごしてきた奴が
いるんだ。
おーい、クリアス!」
「なんですかー」
トントントンッ
階段を降りてやってきたのはグリーンイアリーだった。
「こんにちは、どうもクリアスです」
「スイ、よく聞け。
クリアスは、お前とまったく同じ人生を
すごしてきたんだぞ。」
「え・・・?」
「え、テコさん、そうなんですか?」
「あぁ、そうだ、翆は卵の時に捨てられたんだ。」
「私とおんなじだ・・・」
「一緒の人がいたんだ・・・。」
第三話「仲間」
「どうだ!スイ!クリアス!
びっくりしただろう!」
「何故・・・。何故黙っていたんですか!?」
「スイさん、これもスイさんの為なんです」
「・・・・。」
「君に惨めという気分で知ってもらいたかったのさ
何事もプラス思考の君にね・・・。」
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